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日本の代表的な社交ダンス大会(競技会)について解説


 

金スマの「キンタロー&ロペス」が踊っていた番組を見たことありますか?二人が大会を目指して練習していき、結果が出たりでなかったりととてもドラマがある番組ですね。また「アニメボールルームへようこそ」でも、大会を目指して踊っていました。

そんな競技ダンスの大会について、
-いったいどこでやっているのだろう?
-観戦に行くことはできるのだろうか?
そんな疑問を持った方もいるかもしれません。

ここでは、日本の代表的な社交ダンス競技会を紹介・解説していきたいと思います。また、わかりにくいチケットの買い方なども説明していきます。
ちなみに、社交ダンスで競うことを競技ダンスといい、競技ダンスの大会と言うのがより正確です。

 

日本の競技会について

競技ダンスの大会は大きく分けて、プロフェッショナル部門とアマチュア部門に分けられます。
プロ部門への出場はだれでも可能ですが、ほとんどの場合は社交ダンスの講師をしている人たちが出場しています。
アマチュア部門は、それ以外の社会人や学生さんなどが出場します。

基本的にはプロ部門の方がレベルが高く層が厚いですが、近年のアマチュア部門には、子供のころから始めたレベルの高い人たちがおり、プロ部門に転向して(ターンプロ)あっという間にプロトップレベルに食い込んでいくこともあります。

 

階級(クラス)

日本の場合、出場する各選手にはクラスが付与されています。
A級からB・C・D級とあり、一番上がA級、さらに上のSA級というのもあります。
大会によって、出場可能なクラスが決まっている場合が多く、今回解説する全日本クラスの大きな競技会では、主にA級選手たちが出場してきます。

この辺のクラスについては、
競技ダンスの級(ランク)についての解説⇒

に詳しく書いています。

 

統一全日本ダンス選手権

複数の団体が集まり、日本のプロフェッショナル選手の頂点を決める、日本で一番権威のある大会です。JBDF・JDC・JCFの3団体の選手約400組が日本中から集まり出場します。
現状は、この大会の優勝者が日本のチャンピオンと言えます。

毎年11月3日(文化の日)に行われており、ここ数年は株式会社バルカーさんがスポンサーとなっており、バルカーカップと銘打たれています。

2017年 決勝戦の様子

チケットの入手方法は、各団体に問い合わせるか、教室の先生経由で購入する方法だけのようです。
バルカーカップ よくある質問⇒

ただし、すぐに売れ切れてしまうチケットです。
また、ここ数年はドレスコードなどもあり金額も高いため、初見の方にはちょっとハードルが高い大会かもしれません。

チケットの値段は、2017年の大会で
[テーブル席]33000~38000円(ディナー・プログラム付)
[ イ ス 席 ]22000~25000円(軽食・プログラム付)
[ 立 見 席 ] 6000円(前売りのみ販売)
となっています。

 

日本インターナショナルダンス選手権大会

日本の最大手団体JBDFが開催する大会です。
数年前までは、NHKでも放映されていたのでご存知の方もいるかもしれません。

毎年、日本武道館において、6月2週目ぐらいの土日の2日間開催されます。
JBDFの頂点を決める3大大会のひとつとなっており、全国からトップ選手が集まって競います。
世界の有名ダンサーも数組参加するのもあり、見ごたえのある大会です。

無料チケットが配られることもあって、多くの方が観戦にいける大会となっています。
(無料チケットは、3階席から小さく見えるだけになってしまいますので、オペラグラスなどを持っていくといいかも知れません)

チケットの値段は、前述の無料チケットからフロア前の席まであります
アリーナ席26000円から、2階席の4000円までとなっています。

日本インターナショナルダンス選手権大会⇒

「チケットぴあ」での購入のほか、JBDFに所属している先生がいるダンス教室でも購入が可能です。

 

スーパージャパンカップ

こちらもJBDFが開催する大会です。
JBDF3大大会のうちの一つなので、前述の日本インターと同じ規模なのですが、一つ大きな特徴があります。
セグエ選手権というショーダンスの大会があるのが大きな特徴です。

このショーダンスの大会は、通常のダンスの技術を競うだけではなく、それぞれ選手がテーマを決めてそれを表現して競う大会です。あまりない大会なのですが、時に社交ダンスの神髄ともいえるショーが見れる時もあり、是非一度は見てもらいたい大会です。

こちらのチケットの価格は、22000円から2700円となっており、スタンド2階席からであれば遠いですが手軽な金額でみることができます。

日本インターナショナルダンス選手権大会⇒

購入は、「チケットぴあ」、もしくはJBDF所属の先生がいる教室から購入できます。

 

アジアオープンダンス選手権大会

こちらの大会は、JDCという団体が主催している大会です。
その特徴は、全世界のトップ選手が参加する世界クラスの大会になる事です。
状況にもよりますが、世界のファイナリストがほとんど参加する場合もあります。
しかも、無料チケットもあるため、手軽に世界レベルのダンスを見ることができます。

チケット価格は
アリーナ¥32,000から自由席¥2,500
となっていています。

購入は、JDC所属の先生がいるダンス教室、もしくはJDCのウェブサイトから申し込み⇒から購入できます。

アジアオープン公式サイト⇒ 

 

三笠宮杯 全日本スポーツダンス大会

この大会は、JDSFという団体が開催している大会です。
JDSFという団体は、アマチュアの大会を主催している団体なのですが、数年前より一部のプロの選手が所属して出場しています。

なので、基本的にはアマチュア選手のための大会で、プロの選手はほとんど出場しません。
しかしながら、近年のアマチュアトップクラスは、プロにも負けない踊りをする選手が増えているため、見ごたえがあります。
キンタローの競技ダンス番組で有名になった、名越カップルはこのJDSFの大会に出場していました。

第38回三笠宮杯特設サイト⇒

そして、アマチュアの団体ということもありチケット価格が非常に安いです。
6000円から500円となっています。

チケットの購入は、
JDSFに直接問い合わせるか、イープラスで購入できるようです。(正直調べても、ウェブサイトがわかりにくく、あまり良くわかりませんでした。不親切ですね・・・)
JDSF⇒
もしくは、JDSFのPD所属の先生がいるダンス教室でも購入できます。

 

その他 クラス戦、アマチュア戦など

上記の大きな大会以外にも、ダンスの大会は毎週のように開かれています。
大きな大会で、選手を間近で見ようとすると、数万円のチケットが必要になってしまいますが、クラス戦と言われるもう少し小さな大会であれば、5000円前後で入場でき、場合よっては目の前で見ることもできます。

地方でも大きな大会が、年に1度ぐらい開かれます。(大阪・北海道・名古屋・福岡など)

またアマチュアの大会であれば、無料で見ることが多いです。
ただ、ぜひ一度プロの大会を見に行ってほしいですね。

 

チケットの購入先

大きな大会のチケット購入先は、ざっと掲載してみましたが、一番情報があるのは各ダンス教室での販売です。

基本的に社交ダンス界(競技ダンス界)では、ダンス関係者のみの来場を想定してきているため、全くの外部の方への誘導やウェブサイトなどが充実しておりません。
そのため社交ダンスに詳しい方や、ダンス教室の先生、もしくは主催団体に電話をして直接に聞くのが、大会を見に行くためには一番手近な方法です。