社交ダンスの歴史ついて

世界の社交ダンスの歴史

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(引用:wikipedia 社交ダンスより)

社交ダンスの歴史は古く、その始まりは12世紀のヨーロッパの宮廷舞踊からと言われています。もともと民衆の中で踊られていたワルツが、ルネサンス時代に王侯貴族の中で踊られていくようになったのが、ルーツの様です。

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(引用:wikipedia 社交ダンスより)

最初の社交ダンスは、現在のように男女が向き合って組んで踊るのではなく、お互いの周りを踊るようなラウンドダンスでした。
その後、18世紀になりウィンナーワルツというダンスが出てきたときに、現在のような男女が向かい合って組む形になっていったようです。

以降、音楽の発展に伴って、様々な種類、スタイルの社交ダンスが出来てきましたが、一般的に日本で「社交ダンス」、イギリスで発展してきた競技ダンスの事を指します。
インターナショナルスタイルもしくはイングリッシュスタイルの「ボールルームダンス」というのが正確な表現になるかと思います。

日本の社交ダンスの歴史

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(引用:wikipedia 鹿鳴館 より)

様々なダンスを取り入れ発展して行った社交ダンスは、やがて文明開化の日本にももたらされます。
「鹿鳴館」と言う名前は、学校の授業で習った記憶があると思います。
日本の社交ダンスの最初は、政府の外交上必要なものとして導入されたのです。

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(引用:wikipedia 鹿鳴館 より)

その後、一般に社交ダンスが踊られるようになったのは、戦後になります。
進駐軍のためのダンスホールが多数開かれ、また男女の出会いの場としてダンスパーティーが大流行しました。
学生はダンスパーティーを開催し、社会人は仕事が終わるとダンスホールに繰り出す、そんな時代があったのです。(おそらく今でいう、町コンみたいなノリだったのでしょう)

繁華街には、何件もの大きなダンスホールがあり、日本の社交ダンス最盛期といっても過言ではなかったのでしょうか?

年配の方々でしたら、一度はマンボやブルース、ジルバを踊ったことがあるでしょう。
30前後の方でしたら、お父さん、お母さんに聞いてみてください。
きっと社交ダンスを知っていて、ちょっとは踊ったことがあると思いますよ。

実は、社交ダンスという名前は、正確ではなく正式には「Ballroom Dance」といわれます。
もともと間違えから ソーシャルダンスといわれるようになり、
それが日本語にされて社交ダンスといわれるようになりました。
まあ、あたらずとも遠からずといった感じで、社交ダンスという名称が日本では一般的ですね。

またそこから、競技用に発展していったものが、「競技ダンス」「スポーツダンス」といわれるもので、一般的に現在踊られているのは、この競技ダンスの種目や踊り方がメインになっています。

日本の社交ダンスの現状

2015年現在、日本の社交ダンスの現状ですが、大変厳しいものになっています。
すでに、20年近く前から社交ダンス人口の高齢化・減少が言われてきましたが、ちゃんとした統計などもないどうしようもない業界なので、実際どのくらい減少しているかは、あくまで個々の先生が体感している範疇でした。

実際のところ社交ダンスには大きな波があったようです。
・戦後(1950年ごろ?)の進駐軍に伴った社交ダンスブーム
・NHK趣味悠々の放送に伴う社交ダンスブーム(1984年)
・映画「Shall we dance?」(1996年)の大ヒット
・TV「ウッチャンナンチャン 芸能人社交ダンス部」(1996~2002)が放送。人気番組になる

戦後の日本中を巻き込んだ社交ダンスブームはともかく、その後の1980年から2000年ぐらいまでは社交ダンス人口は、横ばいだったのではないか?と私は考えています。

<本気で社交ダンス人口を調べてみる①>http://dancecirclej.com/Blog/?p=3873
<本気で社交ダンス人口を調べてみる②>http://dancecirclej.com/Blog/?p=3873

テレビでの、「ウッチャンナンチャン芸能人社交ダンス部」や映画「Shall we ダンス?」の影響は大きく、教室には生徒さんが多数やってくる状態だったと思われます。
また日本の経済力が高い時期でもあり、お金のかかる個人レッスンなども、多くの人が受けていたと思われます。

一説によると、バブル期の日本の社交ダンスの愛好家の数は200万とも300万ともいわれていたようです。

ところが、その後バブル崩壊以降、社交ダンス界は右肩下がりを続けています。
特に2008年あたりからその傾向は加速しており、ダンス教室の閉鎖、プロ選手の減少、競技会出場者の減少、学生ダンスの減少、と目に見えて社交ダンス愛好家が減ってきています。

もちろん原因としては日本の経済状況、そして高年齢化などに、密接に関係しているのだと思われます。ただ大きな問題として、社交ダンス界全体が旧態依然の形での営業、活動しかしてないことがあげられると思います。
そのため新しい形態を作ることができず、若い人、中年の方、そしてベビーブーム世代の方たちが、社交ダンスに興味を持ってくれなってしまった状況ができてしまったのだと思います。

始めてみるととても面白く奥が深くて、どっぷりとつかってしまう人が多い社交ダンスなのに、愛好家の数が減ってしまうことは大変悲しいことだと思います。
現在、社交ダンス関係者は、いろいろと手を打とうとしておりますが、あまり効果は感じられていない状況です。

ダンスサークルJは、その社交ダンス界の一端として、若者に社交ダンスの楽しさを知ってもらおうと活動を続けています。
(2016年1月現在、活動7年半でおよそ800名の方が入会しています)

社交ダンスの種類について

日本でよく踊られている社交ダンスは大きく分けて、スタンダードとラテンがあります。競技会的な分け方になりますが、スタンダードは5種目ラテンアメリカンは5種目あります。
これらは、インターナショナルスタイル(英国式社交ダンス)と呼ばれ、世界中で踊られています。

これ以外には、ふだんあまり踊られることのなくなってしまった、ブルース・ジルバ・マンボ・スクウェアルンバなどもあります。

またアメリカでは、独自の発展を遂げた社交ダンスがあり、こちらはアメリカンボールルームと呼ばれ、日本で踊られる社交ダンスとはちょっと違っています。
(基本的にアメリカンなダンスなんで、自由がモットーのようです笑)

またサルサを社交ダンスの一つとして数える場合がありますが、実際サルサ界と社交ダンス界は、全く別の枠で動いていますし、交流も実はほとんどありません。
ですので、別の社交ダンスと考えてもらって結構かと思います。

スタンダードの種目

古くは、モダンといわれている種目です。現在はボールルームと呼ぶ場合もあります。
スタンダードは、男女が近接して組み、腕の枠を作ったまま(ホールドといいます)踊るのが特徴です。
競技会やダンスパーティーなどでは、女性はドレスを着て、男性は燕尾服を着て踊りますね。
もちろん普段からこんな格好で踊っているわけではありませんよ^^

●スタンダードの種目

ラテンアメリカンの種目

ラテンは、比較的男女が離れて踊ったりする場合が多いです。
上級者が使うステップによっては、男女が完全に密着して踊るステップやポーズがありますが、これはくっつきたくてくっついているのではなく、よりアクロバティックな振り付けに発展した結果です。
もちろん、普段からそのようなステップは使いません^^
衣装は、女性は比較的露出が多く、いかにもラテン!といった感じです。男性も、胸がはだけていたりしますが、あくまでジェントルマンな踊りがベースにあるため、むやみに露出するわけではありません。
もちろんこちらも普段からこんな格好はしませんので、ご安心ください。

●ラテンアメリカン

その他パーティーで踊られる種目

こちらもスタンダードとラテンに分かれるのですが、今現在ほとんど踊られなくなってしまったダンスです。
ただ、ブルースとジルバは、非常に覚えやすい種目なので、よく社交ダンスの入門用として使われています。

●パーティー種目

必要な道具

社交ダンスというと、正装をしてドレスを着て、というイメージが強いかも知れませんが、いつもそのような格好で踊っているわけではありません。
女性は、練習ウェア、スカートにダンスシューズ。
男性も、Yシャツ、スラックスにダンスシューズ、というぐらいで気軽なものです。

練習着も2000円ぐらいから1万円ぐらいで手に入りますし、始めるにあたって高額なものをそろえる必要はありません。

当教室では、社交ダンスをとにかく気軽に始めてもらいたいので、ラフにTシャツ&ジャージで始められてもOKです。
ある程度上達してきてダンスにはまりだすと、色々とおしゃれをしたくなったりしてくるとは思います。そのときに色々と買えばよいと思いますよ。

社交ダンスの始め方・レッスンについて

いざ社交ダンスを始めようと思った時に、困ることが、始め方です。
何も知らない人にとって、社交ダンスを始めるときの間口の狭さが大問題です。

全くの初心者の方が社交ダンスを習えるところは、大きく分けで3つあります。

  1. 社交ダンス教室・スクール
  2. 社交ダンスサークル
  3. 学生競技ダンス

どれも一長一短ですが、問題は日本の社交ダンス界が、初心者向けの活動をほとんどしてこなかったために、始める際の間口が大変狭くなってしまっていました。
ここ数年は、どの組織も社交ダンス界の人口減に大変危機をもっているため、なんとかして若者・ミドル層を取り込もうとしていますが、顧客目線が非常に欠けているせいか、的が外れている企画ばかりで情けない状況です。

社交ダンス教室・スクールで社交ダンスを始める

個人レッスン(先生との1対1のレッスン)

社交ダンス教室は、関東であれば各駅前に1つはある、というぐらい実はたくさんあります。
基本的には、個人レッスンが中心になっており、結構な金額になります。大体、安くて3000円/25分、高いと6000円/25分、最近の相場は4000円/25分 程度でしょうか。

大体、個人レッスンで社交ダンスを始めた場合、初心者のころは週1回、もしくは2回ぐらい来ないと、なかなか覚えられないと思います。
ですから、それなりの金額を月々お支払いできる方、という前提になります。
また、時間が限られてる、効率よくレベルアップしたい方なども、個人レッスンで始めるとよいのではないでしょうか。

またある程度経験を積んだ後、大会(競技会)やデモンストレーションへの出演、技術力のUPを考える方は、個人レッスンは必須となりますね。

グループレッスン(もしくはカルチャースタジオの講座)

こちらは、プロの先生におしえてもらえるグループの講座ですね。
大体ひと月あたりの金額は、5000円~8000円ぐらいでしょうか。
時間も1時間前後と、踊れる時間が多くなりますね。

時間と都合があえば、全くの初心者の方は、このグループレッスンから始めることをお勧めします。
ただし、午後の時間帯は、男性が極端に少なかったりするので、女性の場合は組んで踊るのは順番になったりすることが多いかもしれません。

社交ダンスサークルで社交ダンスを始める

当教室が主催してる<ダンスサークルJ>では、おかげさまで若者たちの絶大な支持を受けることができ、現在、関東7か所・京都・名古屋と日本中で社交ダンスを楽しんでいる方が多数います。

また、ミドルエイジの方々に向けた、<ダンスサークルアクト>も大変好評で、現在、日暮里・川口で毎週2~30名の方々が集まって、社交ダンスを楽しんでおります。

他にも、各地の公民館などで、多数の社交ダンスサークルが開催されています。

学生競技ダンスで社交ダンスを始める